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TCM JOB REPORTTCM 製品稼働実績
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TCM 製品稼働実績
久万広域森林組合
小田急電鉄株式会社
大野工場
住友金属物流株式会社
産業振興株式會社
室蘭事業所
尾道造船株式会社
尾道造船所
ミリオン合金株式会社
北関東支店
株式会社三波化粧合板
四日市酪農業協同組合
月星海運株式会社
呉事業所
「鉄の町」室蘭の歩みとともに

 月星海運鰍フ創業は、1937年。その後、'64年には、日新製鋼鰍フ物流元請会社として発足する('74年、現在の社名に改称)。以来、日新製鋼鰍フ鋼材輸送で培った豊富な経験とノウハウを生かし、国内一貫輸送体制を構築。本州・四国連絡橋などの超大型橋梁をはじめ、全国の公共工事、鉄鋼プラントなど、大型重量物の海陸一貫輸送に実績を重ねている。
近年では、香港、シンガポール、マレーシアなどに近海航路を開設。'96年からは、中国にもダイレクト輸送を実現して物流ネットワークを広げ、国際複合一貫輸送の体制も確立しつつある企業だ。ここ呉事業所は、日新製鋼褐熕サ鉄所内にある。拠点としている呉港は、瀬戸内海に面し、古くから天然の良港として栄えている。

 日新製鋼褐熕サ鉄所で製造されるコイルのほとんどは、全国に広がる同社の生産拠点の素材として輸送され、自動車メーカーや住宅メーカーなど、エンドユーザーに向けた製品に加工される。いわば、月星海運褐燻幕ニ所は日新製鋼鰍ノ素材を提供する「要」のような存在。
 原料となる鉄鉱石や石炭、コークスなどは、高炉で銑鉄となった後、炭素や不純物を除去して、高品質な鋼となる。これが鋳造されてスラブと呼ばれる鋼の半製品となり、さらに圧延ラインで加熱されて薄く長く延ばされ、巻取機でコイル(広幅鋼帯)状に巻き取られる。 「このときの温度は、普通鋼で約600℃、ステンレス鋼で約800℃にもなりますから、置き場で冷却した後、表面の酸化鉄を除去するために洗浄し、さびるのを防ぐために塗油、梱包した後、船で出荷します。ここまでの工程を当社が管理しています」。
 顧客サービスの向上を図るため、海陸輸送の中継機能として、大阪の堺製造所、千葉の市川製造所、愛媛の東予製造所、主要地区である東京・名古屋・大阪の自営倉庫に輸送。このほか、北陸、中部、関東、近畿、中国、四国などへと、航路による輸送を実現している。いわば、各港湾が工場ならば、海上輸送ルートは構内のようなもの。同社は、この巨大工場の中で一貫輸送を実現しているのだ。
 きめ細やかな素材供給を実現する同社。海上輸送のみならず、緊急の要請には陸上輸送でも応えている。その出荷量は月間約35万tのうち、わずか8000tほどだが、輸送コストは海上輸送に比べ、1t当たり5倍の差がある。
 「どうしても船で間に合わない場合は、高速道路を使うしかありません。ほとんどが近畿や中部地方への輸送ですが、40tトレーラーの積載量が25tという規制があるため、かなり効率が悪いのです」。
 それに比べ、船舶の積載量は、1500tから3000t。1隻あたり100〜200本のコイルが積載できるとあって、海上輸送はコスト削減と生産拠点への安定供給の点で圧倒的に有利である。しかし、そこには緻密な出荷計画が必要となる。「堺、東予といった大量出荷先には、定期的なサイクルによる運搬スケジュールを組み、それに基づいた配船と搬送計画が確立しています」。
 構内の搬送には、屋内はクレーン、屋外は8台のけん引車を採用。TCMの2台のけん引車も、1台は成品ヤードとコイルの仕掛品置き場までの搬送、もう1台は船積み専用にと、それぞれ24時間ほぼフル稼働中だ。
 「構内の物流に関する合理化は、もうこれで極限といった状態。けん引車を大型化するには、スペースの問題があり、また自動搬送についても投資コストとの兼ね合いもあるので、今後もトレーラー中心の輸送を重視したい」とする。
 現在、重視しているのは、周辺地域との共生。温暖な気候に恵まれ、風光明媚な瀬戸内海に立地する企業として、重要課題といえよう。 全社では、リサイクルに関わる物資の輸送、つまり静脈物流分野の開拓を通じて、環境保全にも取り組んでおり、コンプライアンス推進体制を構築している。また、コイルの冷却工程において、フロンガスによる冷却を全面廃止したため、建屋の断熱対策によって冷房能力を向上させることも検討中である。
  鋼材輸送という大型重量物の物流において、一貫輸送システムを構築してきた同社ならではの未来を見据えての環境保全活動に着目したい。
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