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TCM JOB REPORTTCM 製品稼働実績
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TCM 製品稼動実績
久万広域森林組合
小田急電鉄株式会社
大野工場
住友金属物流株式会社
産業振興株式會社
室蘭事業所
尾道造船株式会社
尾道造船所
ミリオン合金株式会社
北関東支店
株式会社三波化粧合板
四日市酪農業協同組合
月星海運株式会社
呉事業所
「鉄の町」室蘭の歩みとともに

 ステンレスがこの世に誕生したのは、20世紀初頭のこと。さびやすい鉄の弱点を改良した、この画期的な金属は、1960年頃から広く普及しはじめ、精密機械や車両といった産業用途から、電器、ガス器具、システムキッチンまで、一般家庭においても身近な存在となっている。
 ミリオン合金(株)へは、スクラップとなったこれらの製品をはじめとするステンレス屑が、搬入業者によって運び込まれてくる。年間3万tもの量のステンレス屑を原料にリサイクルし、国内のステンレスメーカーに納める同社は、1947年の創業以来、半世紀以上の長きにわたり、日本のステンレス屑のリサイクルシステムを構築してきたパイオニアだ。
 搬入されてくるステンレス屑は、様々なステンレス製品を製造する工場から発生する、端材などの「新屑(しんくず)」と、製品としての役目を終えた「オールドスクラップ」と呼ばれるものの2種。これらを分別し、納入先のメーカーの炉で溶解しやすい一定の大きさに破砕し、品質チェックをすませた後、リサイクル材として納品するのがミリオン合金(株)の役割である。しかし、仕入れに関しては同業他社との競争が激化しているという。
 というのも、「国内で年間360万t生産されるステンレス製品のうち、4割は海外への輸出用。残り6割の製品の15〜20%だけが加工段階でステンレス屑となって回収されるわけですから、長期的視野で見れば、国内のステンレス資源はどんどん少なくなっているわけです」と藤井社長。
 9年前、江戸川区のスクラップヤードに加え、ここ北関東に拠点を設けたのも、ステンレス屑をより多く確保するための手段のひとつ。JR両毛線沿いにあり、東北自動車道へのアクセスも至便な立地は、「関東一円からステンレススクラップを搬入してくれる約120社の業者の利便性を図るため」という。
 限られたステンレス屑をより高値で仕入れ、加工したリサイクル材をより安価で納品する?安定供給を続けるには、厳しい条件をクリアしなければならない。これを解決する一つの方法が、「ストック能力」の強化である。
  物量確保は、仕入先と納品先双方への強いアピールとなる。さらに、ステンレス屑は需給のバランスによって価格が変動するため、タイミングよく供給するためにも、ある程度のストック量が必要となる。そこで、同社はスクラップヤードを1400坪に拡張し、これまでは仕入れていなかった大きなオールドスクラップも破砕できるギロチンシャーを導入。さらに、4.22mの高さまで作業可能なTCMホイールローダL13(リーチ仕様車)の採用も決め、ステンレス屑の山をより高く積み上げることでストック量を増やし、敷地スペースの有効利用を図ったのである。
 「単一の事業所としては、究極のシステムが完成したといえます。ヤード内のオペレーションのノウハウも最高ですから、これらを背景に『攻めの経営』をしていきたいと思います」。
 「攻めの経営」が可能なのは、「ストック能力」のみならず、さらなる2つの能力を同社が有しているからである。まず、仕入先へは、すべてキャッシュで支払いができる健全な財務状況をバックボーンにした「ファイナンシャル能力」、そして市況をすばやくつかみ、分析する「情報能力」である。
 これらの強みに加え、仕入れ、在庫管理、製品配送などの一連の流れはコンピューターで一元管理し、ソリューションビジネスを展開しているほか、業務のアウトソーシングを推進した結果、北関東支店のスタッフは藤井社長と、すべての重機を操れるというオペレーターただ1名という徹底ぶり。
 「これで結果が出せなければ、経営者である私の責任です。できることはすべてし尽くしたと言えるいま、あとは『お得意様第一主義』を信条に、ここ一発の最終的な決断をする私の『胆力』次第です」。
  資源の限られた我が国を、独自のリサイクルシステムで支える同社は、その一つひとつの努力と先見性で、日本の未来をも支えようとしている。
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